【PR】合同会社 AUTOMOBILE COUNCIL実行委員会

「まさしく贅の極み。いつか乗ってみたい憧れヘリテージ。」

憧れのヘリテージカー。実際購入するにあたり、選び方や知っておきたいことを、専門家に指南してもらう新企画。それぞれのクルマの歴史や他にはない特徴などにもお答え。一緒に、玄人が唸る希少なクルマも教えてもらいました。

16回目となる今回は、ロールスロイスやジャガーを始めとしたクラシックカー全般を取り扱うガレージイガラシさん。ロールスロイスとジャガーの二台を題材に「真の気高さとは?」を教わります。



ガレージイガラシさんはどのような車を扱っているのでしょうか?

五十嵐氏(以下I)「基本的にヒストリックカー全般ですね。その中でも多いのはロールスロイス、フェラーリなどの英国車・イタリア車。メンテナンスから修理・レストアだけでなく、最近非常に人気が高いクラシックカーラリーのサポートなども行っています」

今日展示している中でヘリテージカービギナーのための一台を教えてください。

I「凄く難しい質問ですね…なにしろ特殊な車が多いですので。全部初心者向けでは無いですが、年式的な事やオートマチックな事を加味した上で言うと、運転しやすいというのはRolls-Royce Corniche Ⅱですね」

ロールスロイスの魅力を教えてください。

I「やっぱりロールスロイスというのは車の中だけではなく、ブランドとしてもトップレベルの物なんです。世の中には価格の高い車は沢山ありますが、本当に価値の高い物はそんなに多くは無いと思います。その中でもロールスロイスはそれを体現しているブランド。世界中の王室や貴族に重用されている理由はそこですね」

この車のこだわりを教えてください。

I「ロールスロイス自体とても贅沢な車ですが、そのロールスロイスの中でもツードアのオープンカーというのはまさしく贅の極み。内装にもこだわっていて、獣の皮の良質な部分しか使っていない上に、端と端の部分を合わせたバックスキンになっていて手触りも良く、とても上質なんです」

どこを見ても気品のあるこの世界観には憧れてしまいますね。

I「この大きなフロントグリルもパルテノン神殿をモチーフとしていて、ロールスロイスのシンボルの一つになっています。目立つグリルなんですけど、この車にはとてもマッチしていると言いますか…嫌みがないんですよね。全体的に。色も純正の色に全部塗り直していて綺麗ですし、本当にいつまででも見ていられる。見れば見るほど引き込まれる魅力的な車だと思います」

それでは次に、ツウな車好きも唸らせる…そんな魅力的な一台を教えてください。

I「こちらのJaguar XK120ですね。当時のジャガー渾身のスポーツカーで、機能的にもデザイン的にも非常によくできた車。開放的なオープンカーで、休日にはそのままクラシックラリーにも出場できるレベルのとても貴重な車です」

まんまるとしていて、とても可愛いデザインですよね。

I「そうですね。このお尻もまるっとしている曲線的で綺麗なデザイン。そのなかでもメッキのバンパーがちょこんと出ていて、なんとも言えない可愛さがありますね。フロントとリアは曲線で構成されているんですが、サイドのボディラインは直線的なんです。曲線美と直線美の融合。飽きのこない美しさですね。もうひとつ直線的なのがこのフロントガラス。今の車の窓は湾曲していますが、この当時は曲がったガラスを作る事が出来なかったので、こうして平面を二分割している形になっているんです」

機能性だけでいうと今の車に劣る面も多いと思います。それでもヘリテージカーを選ぶ魅力は何でしょうか?

I「ヘリテージカーには今の車に無い魅力がたくさん詰まっていると思いますが、私はこの現代にあえてヘリテージカーを選ぶのは『誰も乗っていない、手に入れようと思ってもなかなか苦労する』という点だと思います。そんな車に乗れる優越感というのも魅力の一つだと思いますね。自分にとってヘリテージカーというのはちょっと年上の先輩といった感じですけれど、やっぱり先輩から学ぶ事は多いですよ」

最後になりますが、このAutomobile Councilというイベントへの想いをお聞かせください。

I「今年初めての参加で、正直まだ掴みきれていないのが本音ですが、やはり雰囲気は良いですよね。私たち車屋には業者オークションというのはありますが、こうして皆で仕上げた車を持ち寄って、展示してお客さんと話して…なおかつ販売もできる。すごく良いイベントだと思いますね」

Photograph:Taku Amano
Edit & interview::Tuna
Text:Chihiro Watanabe

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