Archive of AUTOMOBILE COUNCIL 2023
Vol.9 マルシェ編

CRANK TOKYO

「ヘリテージカーと共にある、豊かなライフスタイルを共有できる憩いの場を。」東京都・神保町に構えるスペシャルショップ〝CRANK TOKYO〟。ショップには彩り豊かなヘリテージカーと、ファッショナブルなセレクトアイテムがずらり。ヘリテージカーをより楽しむためのソリューションとして、オーナーとのマッチングサービスなども。ストアは東京・神保町の店舗と、オンラインの両方に用意され、シューズやグローブ、アパレルから、ガレージに飾りたくなるオートモビリアの数々など、世界中から買い付けた選りすぐりのアイテムがラインナップされている。会場では「PANDA PROJECT」としてFAIT PANDAをテーラーメイドで仕上げるプロジェクトをお披露目。オリジナルのエッセンスを加えて街に馴染む、大人の為のパンダの提案だ。

M2 STYLE

ミシュラン公式オフィシャルショップ〝M2 STYLE〟。フランス・Michelin（ミシュラン）公式のオフィシャルラインセンスグッズの企画、販売を行っているショップで、ミシュランのグッズをプロデュースし続け、30年以上の老舗だ。お馴染みの愛されキャラ・ミシュランマンことビバンダムをあしらったアパレルグッズは毎年新作が発売される大人気商品。最新のグッズはもちろん、数十年以上前のヘリテージグッズも稀に放出されるとか…。今年も定番のアパレルグッズからバッグ類、工具の収納やアウトドアにも使える、ミシュランロゴがあしらわれた工具箱などが並ぶ。ええｒｔイチオシは「折りたたみコンテナシリーズ」。キャンプやガレージの収納として、サーキットのお供としても持ってこいだとか。オンラインサイトでは、新製品の情報も入手できるほか、毎年新商品が発売されるミシュラングッズも最速で購入可能だ。

BRITISH LABEL

ランドローバーディフェンダー、クラシックミニなどの英国車を専門として、新型の希少モデルからヘリテージまで取り扱う英国車のスペシャリスト〝BRITISH LABEL（ブリティッシュレーベル）〟。今回はオーナー秘蔵のウイスキーコレクションを大放出。希少な日本製の年代物や、スコッチなどがずらりと並ぶコレクションを少量からボトリングして量り売り、もちろんオートモビルカウンシル会場限定。

人気酒造

地元福島県で、伝統的な日本酒造りに携わってきたプロ集団の手によって作られた蔵〝人気酒造〟。伝統的な製法と道具、希少な職人の手によって作られた国産の大桶、手作り、吟醸のみ…その日本酒造りへの強烈なこだわりは列挙に暇がない。原材料も東北にルーツを持つ芋、麦、米、そば等を用いており、日本酒酒蔵ながら東北ならではの洗練された焼酎の貯蔵も行う。オススメはスーパーフォーミュラの表彰式で使用されている「スパークリング純米大吟醸　チャンピオンボトル」。今回は、昨年のシリーズチャンピオンとなった野尻 智紀 選手の直筆サイン入りボトルを限定でリリース。この”あわ酒 スパークリング”は、瓶の中で米と米こうじのみで発酵させ、発酵の過程でアルコールと共に造られる炭酸ガスを瓶の中に封じ込めるという、本来シャンパンに用いられる手法を用いて製造されている。手作りならでは味わいが広がる、日本の伝統を新感覚と共に楽しむことができる一本となっている。

三樹書房

自動車やモータースポーツ、二輪車、飛行機など、乗り物図書の専門店〝三樹書房〟。「名車」と呼ばれている人気車種の開発史、国内外のメーカーの歴史、人気モデルの徹底解説や整備マニュアル、トラック・バスといった働く自動車の図鑑など、クルマ好きにはたまらない書籍が豊富にラインナップ。三樹書房とグランプリ出版によるメーカーやレースの変遷を記した書籍は大人気。今回は「懐かしの国産車（三樹書房）」「進化するエンジン技術（グランプリ出版）」が先行販売をかねてお披露目された。2021年2月には公式YouTubeをスタート。三樹書房で取り扱う書籍の刊行に合わせて本の解説、著者や開発関係者のインタビューなどが掲載されている

自動車趣味の店 ロンバルディ

東京都港区南青山に店舗を構える好車家のためのお店〝自動車趣味の店 ロンバルディ〟。自動車が個性的でバラエティに富んでいた1960年代から70年代。その時代に活躍した、ちょっと古くて懐かしいクルマたちにまつわる書籍や雑誌・グッズを取り扱う。日本車はもちろん、欧州各地の戦前～現在までの様々な貴重な古本がずらりと並ぶ様子は壮観。その他にも、もう実際にお目にかかるのも難しい貴重な旧車たちのカタログや、絶版で入手困難な書籍を手に入れることができる。

日下エンジニアリング

1/6スケール・エンジンモデルの製作・販売を行う〝日下エンジニアリング〟。対象とするのは国産メーカーが創り上げてきた、歴史的な名エンジンの数々。なんとそのすべてを、エンジン実機から3Dデータ測定を行い製作が行われるというから驚きだ。レジンやアクリル・メタル等の様々な素材を組み合わせ、製造・組立て・塗装の全てを職人の手作業によって組み立てられる。もちろんハンドメイドかつMade In Japanで、完全受注生産での製造のみ。精巧に再現された定番の「1/6エンジンモデル」、エンジン内部のピストン・コンロッドまでもモデリングした「パワーコアシリーズ」、モデルカーとセットでエンジンを楽しめる「マスターズシリーズ」がラインナップ。

〝内燃機関が無くなりつつある中、エンジンという技術の結晶を後世に遺してゆきたい〟という想いも語って頂いた。

photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe