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2026.09.02
Archive of AUTOMOBILE COUNCIL 2026 [Vol.1]ヘリテージカー販売店
熱狂のスーパーカー・エキゾチック
2026年、11回目を迎え、新たなステージへと踏み出した「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビルカウンシル)」。そこにあるのは、単なる旧車の展示ではない。過去から未来へと受け継がれるべき「自動車文化の真髄」そのものである。
オートモビルカウンシルの会場において、強烈な引力で訪れる者の歩みを止めさせるのは、いつの時代も「スーパーカー」という名の怪物たちだ。12気筒の咆哮、地を這うようなウェッジシェイプ、そして当時のエンジニアたちが持てる技術のすべてを注ぎ込んだ狂気。
Vol.1では、人類の情熱と執念が結晶化した「疾走する芸術品」としてのエキゾチックカー、そしてそれらを現代の路上に繋ぎ止める凄腕のスペシャリストたちにスポットを当てる。
ケイエムコーポレーション
東京都あきる野市に拠点を構え、世界中のコレクターを相手に弩級のハイパーカーや希少なヘリテージカーを提案する「株式会社 ケイエムコーポレーション」。そこに並ぶのは、もはや価格の多寡で語ることすら無意味に思える、歴史を塗り替えたモンスターたちである。
彼らが掲げるのは、単なる車両販売ではない。その個体が持つヒストリーを尊重し、次の世代へと正しく繋ぐという、文化の継承者としての誇りだ。展示された車両のエンジンフードの隙間、ブレーキキャリパーの汚れ一つない輝きから、その揺るぎない矜持が伝わってくる。近寄りがたいほどの威圧感を放つスーパーカーたちが慈しまれているようにも見えるのは、同店の深い愛情と徹底したプロフェッショナリズムの表れに他ならない。
1989年式 フェラーリ F40
1978年式 ランボルギーニ カウンタック
1989年式 フェラーリ F40 エンツォ・フェラーリがその生涯の最後に世へ送り出した、究極のロードゴーイング・レーサー。電子制御デバイスがドライバーを甘やかす前の時代、荒ぶるパワーとともにコクピットに身を沈めることは、ある種の「覚悟」を意味した。レーシーな2.9リッターV8ツインターボの暴力的な加速力は、現代の洗練されたハイパーカーをもってしても代えがたい歓喜をもたらす。1989年式という、F40が最もピュアで凶暴だった時期の熱を帯びたこの個体は、周囲の空気を切り裂くような鋭いオーラを放っている。
1978年式 ランボルギーニ カウンタック スーパーカーブームという熱狂の時代、世界中の少年の心を鷲掴みにしたイタリアン・エキゾチックの頂点。マルチェロ・ガンディーニによる、常識を完全に打ち破ったウェッジシェイプ(くさび形)の造形と象徴的なシザーズドアは、半世紀近い時を経た現在でもその前衛的デザインを主張する。キャビン後方に縦置きされたV12エンジンの暴力的なまでの熱気と、キャブレターが吸い込む濃密な空気の匂い。実車を目の前にするだけで、当時の地響きのようなエキゾーストノートが脳裏に蘇ってくる。まさに歴史を動かした1台だ。
2012年式 LEXUS LFA 欧州の由緒正しきスーパーカーがひしめく世界に、日本のモノづくりの執念を見せつける孤高の存在がLFAだ。世界限定500台、カーボンファイバー製のボディシェルの内側に秘められた4.8リッターV10自然吸気エンジンは、ヤマハとの共同開発によって極限まで調律されている。「天使の咆哮」と称される、管楽器のように澄み切ったあのサウンド。採算を度外視してまでトヨタが追い求め、到達した芸術的なまでの官能性は、実車の放つ静謐かつ凄みのある佇まいからひしひしと伝わってくる。
2012年式 LEXUS LFA
株式会社 ケイエムコーポレーション
住 所: 〒197-0822 東京都あきる野市小川東2-7-20
電 話: 042-550-0340
公式サイト:https://www.kmauto.jp/
Vintage Car VISCO
福岡・北九州市で、空冷ポルシェからイタリアン・エキゾチック、そして優雅なメルセデスのオープンモデルまで、欧州のヘリテージカーを深く愛するエンスージアストから絶大な支持を受ける「Vintage Car VISCO(ヴィスコ)」。彼らのブースに漂うのは、ヨーロッパの郊外の老舗ガレージを訪れたかのような、上質で知的な、そして安心感に満ちた空気だ。
同店の真髄は、その高い審美眼によって選び抜かれた個体を「日常の相棒」として機能させる徹底した情熱にある。どれほど希少で高価なモデルであっても、決して飾るためのモノにしない。クルマとは路上で鼓動を響かせてこそ輝くもの。オーナーの豊富な知見に基づき、細部まで点検・整備が施された車両たちは、単なる「クルマ」という概念を超えた生命力に満ち溢れている。ここで交わされる会話には、「クルマへのリスペクト」と「走らせることの歓び」が常に流れている。
2013年式 Mercedes-Benz SLS AMG Black series
2013年式 Mercedes-Benz SLS AMG Black series。現代に蘇った「ガルウィング」の到達点にして、AMGが誇る進化の最高峰。標準モデルですら獰猛なSLSを、完全にサーキットのプレデターとして仕立て上げた特別な一台だ。フロントミッドに押し込まれた6.2リッター自然吸気V8は、専用チューンにより極限まで出力を向上。カーボンエアロで武装し、ワイド化されたトレッドが放つ凄みは、モダン・エキゾチックの一つの頂点と言える。
1976年式 Ferrari 308GTB Vetroresina。フェラーリ製V8ミッドシップ・ベルリネッタの原点。この個体が特別なのは、「Vetroresina」の名が示す通り、初期のわずかな期間のみ生産された希少なグラスファイバー製ボディを纏っている点にある。後のスチールボディに比べて圧倒的に軽量で、キャブレターの豪快な吸気音とともにシャープな回頭性を味わえる。コレクターが血眼になって探す「オリジナル」の純度を目の当たりにできる、奇跡的な個体だ。
1969年式 FIAT DINO Spider 2.0。「フェラーリのエンジンを積んだフィアット」。フェラーリがF2参戦のホモロゲーション(連続生産規定)をクリアするため、フィアットと手を組んで誕生したのがこの歴史的名車だ。ピニンファリーナによる艶やかなスパイダーボディのフロントには、初期型の2.0リッター・オールアルミ製V6エンジンを搭載。高回転まで回し切った瞬間に跳ね馬の官能的なソプラノを奏でる、極めてエモーショナルな一台である。
1976年式 Ferrari 308GTB Vetroresina
1969年式 FIAT DINO Spider 2.0
Vintage Car VISCO
住 所: 福岡県北九州市小倉北区神岳2-6-28
電 話: 093-522-0356
公式サイト:https://vintage-visco.co.jp/
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