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2026.03.25
Archive of AUTOMOBILE COUNCIL 2025[Vol.1 ヘリテージカー販売店編]
AUTOMOBILE COUNCIL 2025に集った、珠玉のヘリテージカー販売店をご紹介!
AUTOMOBILE COUNCIL 2025に集った、選りすぐりのヘリテージカー販売店と共に、会場の魅力的なヘリテージカーをピックアップ!
こだわり抜かれた名車ぞろいの会場は、懐かしの憧れの車を手に入れるまたとないチャンス。あなたの欲しい一台は、見つかりましたか?
The ALVIS Car Company
「今もなお、本物のクルマを造り続けている――」ALVISは1919年に英国コヴェントリーで創業し、数々のパーソナルカーを世に送り出し1967年に量産車の製造を停止。以降は既存オーナーのために部品の製造とALVIS車の修復を手掛けていたが、2017年に「コンティニュエーション・シリーズ」を限定生産・販売する事を発表し、20世紀の車輛を「新車で」生産・販売を行っているメーカーだ。「コンティニュエーション・シリーズ」とは、過去のオリジナルのデザインを再現し、当時のシャシー・ナンバーとエンジン・ナンバーを現代に引き継いで生産される特別なモデル。ALVISは、1953年から1963年までは当時の明治産業の関連会社である明治モータースが輸入販売を行っていた。2018年に明治産業は創業85年の周年を機に再びALVISと総代理店契約を締結、日本での輸入販売と保守業務を展開。今回は3台のコンティニュエーション・モデルと、2台のヘリテージ・モデルという、計5台の車両が展示された。
コンティニュエーション・モデルは「アルヴィス・3リッター・グラバー・スーパー・カブリオレ」と、「アルヴィス・4.3 リッター・ヴァンデン・プラ・ツアラー」の2台と、日本初公開となった4.3リッター・コンティニュエーションシリーズ2号車となる「ランスフィールド・コンシールドフード」。オリジナルは1938年のアールズ・コート・モーターショーに出展することを目的として当時1台のみ制作された貴重なモデル。現存しているオリジナル車両を3Dデータ化し、当時の工法に基づいて製造された本車両はボディワーク・内装まで極めて忠実にオリジナルを再現された一台となっている。
The ALVIS Car Company
CORGY’s
東京都練馬区に構えるヘリテージカー専門店〝CORGY’s〟心ときめく名車との出会いから、その後のカーライフまでトータルでサポートするプロショップだ。1950・60年代のアバルトやザガートなどのイタリアを中心としたヘリテージカーを数多くストックし、国内外からミッレミリアに出場歴のあるような希少モデルの仕入れ・提案も可能。販売だけでなく、経験豊富なスタッフが専門的なアドバイス、車両輸送・保管、査定・買取など幅広いサービスを提供している。整備専門のファクトリーでは、軽微な点検からエンジン・ミッションのオーバーホール、レストアや重整備、鈑金・塗装まで対応。クラシックカーの美しい姿やコンディションを長く保つためのメインテナンス体制が整っている。今回はオートモビルカウンシルにてローンチされたのが「CORGY’S Racing Devision」。貴重なレーシングカーの販売・ストレージサービスや、レース前のメインテナンスとしてプレパレーションサービスをワンストップで提供するというサービスになっている。
今回は「CORGY’S Racing Devision」のローンチに合わせて、“サーキットをかけるレーシングカー達”というテーマで貴重な5台のヘリテージカーを展示。「1963y Brabham BT5 Ford -Ian Walker Racing-」は2台のみが製造されたBrabham BT5の1号車で、イアンウォーカーレーシングチームにデリバリーされたのちに、主にブラハムワークスチーム“Frank Gardner”のドライブにより1963年の“Guards Trophy at Brands Hatch”での優勝を初め、数々のイギリススポーツカー選手権で活躍したヒストリーを持つ。「1966y Ford GT40 Mk.1 -GT40P/1035-」シェルビーアメリカでルマン出場を目指して製造された1台で、レジストレーションの問題でルマン出場が叶わなかった悲運の1台だ。
CORGY’S
URL:https://corgys.com
MATSUSHIMA CLASSIC CAR
京都を中心に、滋賀、大阪、奈良、広島で、輸入車・国産車あわせて10ブランドの正規販売店を運営する〝マツシマホールディングス〟。その歴史は古く、創業は1955年。マツダ・京都販売店を起源とし、取り扱うブランドはMercedes-Benz、smart、Volkswagen、Audi、BMW、MINI、Suzuki、Maserati、PORSCHEの10ブランドに及んでいる。掲げるコーポレートメッセージは「クルマを、文化に。」自動車関連の他にもスポーツやアート、観光、食といったライフスタイルにまつわる事業も幅広く展開されている。伝統、芸術、暮らしなど、 古いものと新しいものが共存する「文化のまち・京都」において、クルマと生活に纏わる文化との融合による多彩な体験と感動を提供する事がマツシマ・ホールディングスの本懐とされている。
今回はのちにGクラスと呼ばれ、抜群の人気を誇るようになるメルセデス・ベンツのオフローダー、ゲレンデヴァーゲンをフューチャー。純粋に“常に頂点を目指して”製造され続けたGクラス。そのオリジンとなるゲレンデヴァーゲンは、当時の時代の潮流に合わせて軍用化され製造された車両だ。今回並べられたW461型は市販される事なく、軍用車両としての任を全うした車両達。4台中3台がスイス軍からの放出車両で、ドイツの専門ショップでRestmodとして制作された車両。軍用車としての面影は薄まり、クーラーやATを搭載し、街乗りも叶う仕様へモディファイ。AT搭載は載せ替えではなく、当時各国の要望にあわせて製造されていた軍用車の中でも、スイス軍へのみATでの製造がされていた事が背景。機能性と機動性が研ぎ澄まされた、道具としての価値が非常に高い1台だ。
MATSUSHIMA CLASSIC CAR
URL:https://matsushima-hd.co.jp/
Walter Wolf Racing
カスタム・チューニング・レストアを専門とするスペシャルショップ〝Walter Wolf Racing〟かのカナダの石油王ウォルター・ウルフ氏が、1970年代後半にF1へコンストラクターとして参戦したウォルター・ウルフ・レーシングに由来を持つ。Walter Wolf Racingはかのウルフ氏に公認された唯一の企業で、東京・墨田や四国・坂出を拠点に、輸入車/ヘリテージカーの輸入販売、車両輸送、メインテナンスからレストレーションまで幅広く対応。世界中のオークションから極上車を仕入れ、日本での通関・検査・納車までワンストップで提供している。さらに、ラリーやツーリングイベントの企画・開催、走行会やメカニックサポートも実施。車好き同士が交流できるイベントも定期開催しており、コミュニティとして楽しむ事も可能だ。
今回はアメリカ車をテーマとして、歴代シボレー・コルベットが勢揃い。会長の遊び心だというオートモビリアずらりと並んでおり、ウォルター・ウルフ氏が特別にランボルギーニにオーダーし、製作されたウルフカウンタックのミニチュアモデル(なんと原動機付!)や、ランボルギーニ・ムルシエラゴフェイスのソファーなどが並ぶ。
“1967y Ferrai 330GT”はイタリアで不動車となっていた個体を引き上げて、ウルフレーシングにてフルレストアを敢行。当然パーツは欠品している物ばかりで、自社工場にて1から図面を起こして制作したものが多数用いられ、手間と時間をかけたレスレーションを受けている珠玉の一台だ。
Walter Wolf Racing
URL:https://wolfracing-japan.com/
ヴィンテージ宮田自動車
オートモビルカウンシルではお馴染み国産ヘリテージカーのスペシャリスト、〝ヴィンテージ宮田自動車〟。創業者であり会長の宮田篤氏が作り上げたこのショップは、創業当初はスバル360などの軽自動車に始まり、国内外問わず旧車・新車の整備販売を手掛けて30年以上。現在では、5台分のピットと常時100台以上の在庫を取り揃え、レクサス・トヨタ・ニッサンを始めとする国産新車から外車までオールラウンドに取り扱う三重県では有数のスペシャルショップだ。会長の宮田氏は東海ラジオ「宮田篤のヴィンテージナイト」という自身の番組を持つラジオパーソナリティとしての一面も。「良いクルマ選びは、良い店選びから」をモットーに、ユーザーへ寄り添い続けるクルマ好きには大変心強いショップだ。
今回のオートモビルカウンシルでは、7台の選りすぐりのヘリテージカーが勢ぞろい。
ネオクラシックな80’s「1987y NISSAN SLYLINE GTS-R」から、ヴィンテージ宮田自動車ではお馴染みの「1972y NISSAN SKYLINE GT-R」など。今回の目玉は「2002y NISSAN SKYLINE GTR M Spec」今や高騰化著しいGT-Rの中でも特に希少なMスペック。全てのメインテナンスを日産プリンスで実施し、フルオリジナルを維持するこの個体は、新車時の香りすら残す極上のコンディションだ。「1958年式 MG MAGNET」は、昨年会場に展示後購入が決定。その後、電動クーラーの設置依頼に伴いクーラーユニットや大型オルタネーターの設置、リレー/ヒューズ類のやり直しなどが施されている。ヘリテージカーへのクーラーや電動パワステの設置など、難易度の高い作業も是非一度ご相談を。
ヴィンテージ宮田自動車
URL:http://www.japan-vintage.com/
photograph:Ryousuke Doi
edit & interview:Chihiro Watanabe