「イタリアのデザイン美をベースに、オリジナルグッズを作っています」
オートモビルカウンシルのオリジナルグッズたち。これをデザインしているのが今回お話を伺った佐藤さん。イタリアの上質レザーブランド「フェリージ」のオーナー&デザイナーをやっていた経歴の持ち主です。イタリアの美を深く知る佐藤さんだからこそできるオリジナルグッズのデザイン。そのこだわりについてお聞きしてきました。
オートモビルカウンシルのオフィシャルのグッズのデザインをされていますが、どういう経緯でしょうか?
佐藤さん(以下S)「実行委員会の方が、僕がイタリアのレザーブランド『フェリージ』をやってたことを知っていたからね、僕しかいないでしょ?ということで依頼を受けました」
グッズはイタリアのデザインがベースになっていますでしょうか?
S「そうだね、僕はイタリアの方が長いからやはりそこはベースにあると思います。イタリアに会社やショップを作っていた時期もあって、その関係でやっぱりイタリアが長いんだよね。もう30年間も通ってます。コンセプトとしてはイタリア人が見た英国調のデザインやイタリア人から見たフランスっぽいデザイン。日本人から見た英国調とかじゃなくて、イタリア人から見た時の視点ってあるんですよ、そこを意外と大事にしています。だから例えばイギリス的なものを作ったとしても、必ずどこかイタリアっぽいというか」
イタリアっぽさというのは具体的にはどのようなものでしょうか?
S「言葉では難しいんだけど、例えばこういうフリンジっていうのは、英国人はあまり使わないです。イタリア人は、遊び心があるので例えばバッグなどにフリンジを使います。そういう感覚がわかりやすいかな」
通常イメージするイベントのオリジナルグッズとの違いは他にありますか?
S「普通イベントのグッズっていうと、本当に安い。大量に作っている安いものにイベントの名前をのっけるっていうのが多いじゃないですか。だけどこのオートモビルカウンシルのグッズは我々デザイナーがいつも真剣にグッズを作っている時にお願いしているのと同じアパレル工場で生産しています。値段的には少し高くなってしまうのですが、それだけきっちりしたものを作っているんです」
なるほど。オートモビルカウンシルは現在2回開催されました。少しずつグッズも増えていくと思いますが、今後作っていきたいものはありますか?
S「今はティーシャツ、キーホルダー、ポーチ、トートバッグなど。今後はもっとディープなものもやっていきたいです。例えばカップ&ソーサーとか、ブランケット、グローブとか。ここにある手袋のような、ニットとレザーの組み合わせとかね。なかなかこういう手袋ってないじゃないですか? あと工具とか。クラシックカー乗ってて使うようなアイテムってまだまだ沢山あると思うので少しずつ挑戦していきたいです」
オートモビルカウンシルのオリジナルグッズはこちら
URL: https://automobile-council.com/special/2973/
Photograph:Taku Amano
Edit & Interview:TUNA