カローラ50年の歴史は、日本のモータリゼーション隆盛と見事に一致します。最近こそアクアやプリウスに基幹車種の座を譲ったものの、1969年から33年連続で国内車名別販売台数首位の座に君臨し続けた、国民車と呼べる存在でした。
その初代は軽快なセミ・ファストバック・スタイルを採用。フロアシフトや日本車として初めてフロント・サスペンションにマクファーソン・ストラットを採用する等、スポーティーな資質を持つ画期的なモデルでした。
2代目ではこのスポーツ路線を拡充し、型式名TE27、初代レビンを追加。4代目にはボクシーなボディにDOHC1.6リッター・エンジンを搭載した“羊の皮を被った狼”、1600GTがラインナップに加わります。
生誕50年記念として発売されるアクシオHYBRID G “50 Limited”もカローラが潜在的に持つスポーティなキャラクターを久方ぶりに前面に押し出したモデル。
あのVWゴルフより長いカローラの歴史がご理解いただけるでしょう。