KLASSISK GARAGE

2016年のオートモビルカウンシルで、ボルボ・カー・ジャパンが発表した〝Klassisk Garage〟1998年までボルボ車を対象に、メーカー純正のメンテナンス・レストア・販売を行っている。今年も、より街中での姿に近い展示方法である「ストリートスタイル」で並べられたヘリテージボルボが会場を彩った。

そのうちの二台は、今も根強い人気を誇るVolvo 240が展示された。その内の一台が、特別な内装を奢られたこの〝Volvo240 TACK〟である。TACKには、スウェーデン語で感謝の意味が込められており、最終年式を象徴するモデルとなっている。


 

ガレージイガラシ

年式・車種、一切不問。ガレージイガラシは、軽度の日常的なメンテナンスから、内外装や機関のレストア・オーバーホール、またアップグレードまで幅広く自社工場で行えるのが強みである。また、 各種ラリー競技へもサポートしている頼もしいカーファクトリーである。今回も自社でレストレーションされた4台のクルマが幕張にやってきてくれた。

注目は、徹底的にレストアを施されたこの〝ロールスロイス シルバーシャドーⅡ〟量産前のハンドメイド長年専門的に扱っているため、この年代のロールスロイスはパーツを豊富にストックしてあるという。


 

ガレージイワサ

ホンダのエスシリーズ、英国製ライトウエイトスポーツカーを専門として扱うガレージイワサ。毎年、持ち味の丁寧なレストアが施されたエスや、ロータスを展示してくれている。今年は、自身六台目だという〝Jaguar E-type Sr.1 Roadster〟が展示された。

長い付き合いの知り合いから譲ってもらったというこのE-typeは、運転することを楽しんでもらうために、内外装、機関ともに丁寧なメンテナンスが施されている。珍しくエアコンが装備されているのもより身近に感じられるポイント。この美しいE-typeのほかに、岩佐社長自慢のミニカーコレクションが多数飾られていた。このショーケースも、Macの箱をくりぬいて自作されたこだわりの一品なんだとか。


 

ガレージ伊太利屋/CROCOAUTO

ヘリテージイタリア車販売の老舗、ガレーヂ伊太利屋。車両販売をはじめ、レストア及びメインテナンスのトータルサポートを提供している。現在はイタリア車は勿論のこと、英国車・フランス車・ドイツ車・アメ車など、国籍問わず歴史に残る名車やヘリテージカーを取り扱っている。

貴重なイタリアンヘリテージを各種揃えるガレージ伊太利屋。今年は、CROCO AUTOとタッグを組み、〝働くイタリア車〟をテーマに、希少性の高いクルマばかりがチョイスされた。日本では貴重なヘリテージカーだが、イタリア本国では生活に密着して使われていたような、実用性が高いクルマばかり。実用車にも関わらず、思わずかわいい!と言ってしまう愛嬌は、イタリア車ならでは。


 

RANGERS

1980年代から現代に至るまでのレンジローバー、ランドローバー全般を専門として、日常的なメンテナンスから内外装のレストアまで手掛けるRANGERS。四年連続出展となる今回は、好評のビスポークプランによって仕立てられた二台の個性的なクラシックレンジが並んだ。

落ち着いたサンドイエローがよく似合う、クラシカルなレンジローバーももちろんビスポークプランによって仕上げられた一台。この個体、なんと95年式の個体をベースに仕立てたモノ。70年代レンジローバーのクラシカルな装いに、信頼性の高い90年代の中身を組み合わせる、こうした手法もビスポークプランならではだ。

 

photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe

Shop Information

RANGERS 目黒店

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RANGERS ファクトリー店

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