アトランティックカーズ

1952年から、アストンマーティンをはじめとしてロータス、スパイカーなど趣味性の高い欧州車にこだわって輸入販売を手掛けてきた〝アトランティックカーズ〟1994年から続いたアストンマーティンの正規輸入元の役割は2017年を持って終了。現在は、長年にわたって蓄積されたナレッジを基にヘリテージアストンマーティンを軸足にレストレーションと整備販売、加えてガレージライフに見合うアート、インテリア、マリンカルチャーなどのライフスタイルに関する総合的な提案まで行っている。また、2019年からイタリアのレーシングコンストラクターであるダラーラ社初の市販ロードカー「ダラーラ ストラダーレ」の正規輸入元として販売を行っている。

今年のオートモビルカウンシルには、ブリティッシュマッスルの名が相応しい1994年式Aston Martin Vantage V550と、ブラックカーボンにベージュのインテリアが組み合わせたDallara Stradaleが展示された。世界各地のレーストラックで培われたレーシングカー作りへの多大なノウハウを持つダラーラ。そのカーボンファイバー・テクノロジー、究極のエアロダイナミクス&ヴィークルダイナミクス開発リソースによる理想のロードカーがこのダラーラ・ストラダーレだ。昨年の販売開始から早くも20台余りが日本に上陸し、全国各地のサーキットを貸し切ったダラーラオフィシャル試乗会や、耐久レースに挑戦しクラス優勝を収めるなど、勢力的な活動を続けている。

アトランティックカーズ
URL: https://atlantic-c.jp/


 

BRITISH LABEL/MOTOR Logic Company

ランドローバー・クラシックミニなどの英国車を専門として新型の希少モデルからヘリテージカーまで取り扱う〝BRITISH LABEL(ブリティッシュレーベル)〟。イギリス本国とのコネクションを活かして、ストックヤードには豊富なパーツストックを在庫し、ランドローバーをはじめ、ミニ、アストンマーティンはレストレーションも可能。また昨年同様、合同展示となったのが〝MOTOR Logic Company(モーターロジックカンパニー)〟。BMW、ポルシェを中心とするドイツ車やジャガー、アストン・マーティンなどの新旧ヘリテージを取り扱う。メインテナンスに限らず、オーナーの要望に沿って、シーンに合わせたコーディネートも得意としている。

今回のオートモビルカウンシルでは、BRITISH LABELから3代目LandRover RangeRoverと、二台の2代目RangeRoverを展示。ディフェンダーに次ぐメイン車種になりつつある2ndレンジローバーは、クラシックなエッセンスを持ち合わせながら現代的な楽しみ方ができるおすすめの車種。イギリス本国への独自コネクションを活用し本国品薄のパーツも取り寄せられるだけでなく、現在も本国仕様などの並行輸入も可能となっている。またMOTOR Logic Companyの基本コンセプトとして、内外装は仕上げ済で、機関系はお客さんと相談しながら進めていくというのが流儀。コンセプト通りの美しいJaguar XJS 4.0 Coupeと、MercedesBenz 190E 2.6の二台が展示された。

BRITISH LABEL(ブリティッシュレーベル)
URL: http://www.britishlabel.com/index-e.html

MOTOR Logic Company(モーターロジックカンパニー)
URL: http://www.motorlogic-co.com/


 

AC MINDS

ライトウエイトスポーツの申し子、アレック・イシゴニス、コーリンチャップマンの両人の頭文字を取り、ライトウエイトスポーツの楽しさを広めるべく愛知県岡崎市にお店を構える〝AC MINDS(ACマインズ)〟。ロータスエランなどを始めとしてロータスのヘリテージはもちろんのこと、ケータハム(スーパーセブン)、モーガン、ロータス、BMC MONOのディーラーとしての顔を持つ、英国ライトウエイトスポーツの老舗である。昨年ブースを賑わせたBMC MONOは全車完売。今年のオートモビルカウンシルには新車のMOGAN 4/4などをはじめとした四台のイギリス車が並んだ。

ELAN Sr.3とEXIGE Sprint Limited Editionの2台のロータスの他に展示されていたのは、社長肝いりで取り扱いを始めたという MG TA Q-Type。1936年に製造された MGのT-typeシリーズ最初のモデルとしてデビューした2シーターオープンカー、MG TA。このTAのシャーシをベースに、オールアルミのQ-TYPEワークスレーサースタイルのボディーを備えたフルレストア車が、このMG TA W-type。エンジンとシャーシ以外は、全てこのクルマにふさわしいパーツを新規製作し、ミッション・クラッチは英国フォードのフルシンクロ5速ミッションを用いることで、ノンシンクロの乗り辛さをモディファイ。エンジンもMG TB以降に採用された1250ccのエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、高速クルージングも可能な仕様となっている。基本的には大戦前のスポーツカーでありながら、全て1からレストアされた非常に信頼性の高いこの一台、もちろん公道走行も可能で、このままヘリテージカーイベントに出場できるのも魅力の一つ。AC MINDSでは今後同様のQ-TYPEが3台入荷予定となっている。

AC MINDS (ACマインズ)
URL: http://ac-minds.com/


 

ガレーヂ伊太利屋

ヘリテージ車販売の老舗、〝ガレーヂ伊太利屋〟車両販売をはじめ、レストア及びメインテナンスのトータルサポートを提供している。現在、イタリア車、イギリス車・フランス車・ドイツ車・アメリカ車など、国籍問わず歴史に残る名車やヘリテージカーを取り扱っている。1976年創立以来、イタリア車のスペシャリストとしての蓄積をベースに、現在はご要望に沿ったレストア、及びメンテナンスを提供するだけでなく、「ガレージ伊太利屋 クラシケ」トータル・コンシェルジュ・サービスも展開。イタリア語でヴィンテージカーの意であるクラシケの名に沿って、ヴィンテージカーを世界中から探す事ができるという。

今回のオートモビルカウンシルでは、2台のイタリア車の他に、綺麗にレストレーションが施されたMercedes・Benz 280SE 3.5 cabrioletが登場。この個体はボディ状態が良好であったため、フルレストアの必要はなく、機関関係を徹底的にオーバーホールし、内外装は共にオリジナルカラーで再生された一台。また356Bシリーズの中でも圧縮比を高め、スポーティーなモデルとして仕立てられたPorsche 356B Super 90は、アメリカで登録された一台。過去に徹底的なレストアが行われ、本国ポルシェ社からナンバーマッチングの証明書を受けている貴重な車両だ。

ガレーヂ伊太利屋
URL: http://garage-italya.co.jp/


 

ガレージイガラシ

(本出展者は新型ウイルス対策に伴う出展見合わせのため、昨年の様子をご紹介いたします。) 年式・車種、一切不問。ガレージイガラシは、軽度の日常的なメインテナンスから、内外装や機関のレストア・オーバーホール、またアップグレードまで幅広く自社工場で行えるのが強み。また、 各種ラリー競技へもサポートしている頼もしいカーファクトリーである。

1978年の創業から数えて32年。ヘリテージカーを扱うのに欠かせないメーカーごとの特殊工具やテスター、6台のピットと塗装ブースも備えるガレージイガラシではヘリテージカーのあらゆる状況にも対応可能。豊富で確かな技術力をもとに、愛車をベストコンディションに仕上げてくれる。

ガレージイガラシ
URL: https://garage-igarashi.co.jp/


 

photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe

Shop Information

ACマインズ

  • 住 所:〒444-0931 愛知県岡崎市大和町北組郷中103-1
  • 電 話:0564-32-1748
  • FAX:0564-32-1844
  • 営業時間:火曜日から土曜日10:00~20:00 / 日曜日10:00~19:00
  • 定休日:月曜日
  • URL:http://ac-minds.com/