オートモビルカウンシルには3年連続出展となるポルシェジャパン。3台の展示車両のうち、911ダカールは特別な1台。昨年6月、千葉県木更津市にあるポルシェエクスペリエンスセンター東京で開催されたポルシェフェスティバルで日本初公開された際に、サプライズゲストだったジャッキー・イクス氏が、その場でボンネットにサインしたといういわくつきの個体だ。

真っ赤なタイカンGTSは、今年3月に開かれた東京マラソンで先導車を務めた個体。ちなみに東京マラソンには、オフィシャルパートナーとしてポルシェジャパンから20台のタイカンが提供されたそうだ。
そしてもう1台は、シルバーメタリックのボディに赤いインテリアを持つ1989年911ターボ。今年で911ターボが誕生50周年を迎えることを記念しての展示である。

プレスカンファレンスには、ポルシェライフスタイルのキーアカウントマネージャーであるソバナ・トゥライラジャー氏が登壇。ファッションアイテムを中心に時計やアクセサリー、ホーム&オフィス、ゴルフなどのスポーツアイテムを数多く取りそろえているポルシェライフスタイルから「ターボNo.1コレクション」を日本初公開。本日より全国のポルシェ正規販売店とオンラインサイトにて販売開始するとアナウンスされた。

「ターボNo.1コレクション」は、ポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェの長女ルイーゼ・ピエヒが1974年、彼女の70歳の誕生日に贈られた911ターボNo.1からインスパイアされたコレクション。彼女が贈られた911ターボNo.1とは、911ターボの原点となるワンオフ。先に述べた911ターボ誕生50周年もこれを起点とするわけだが、その911ターボNo.1はシルバーメタリックのボディに赤いインテリアを持ち、細部にアクセントとしてクラシカルなタータンチェックがあしらわれていた。

「ターボNo.1コレクション」はそのモチーフを再現した、グレーやブラックにタータンチェックをあしらった春にふさわしいジャケット、プルオーバー、Tシャツなど。女性であるルイーゼ・ピエヒに贈られた911ターボNo.1からインスパイアされたという背景もあり、ユニセックスやレディースの展開が豊富なコレクションとなっているという。

ちなみにブースに展示された911ターボが、前述したようにシルバーメタリックのボディに赤いインテリアなのも、タータンチェックのアクセントこそないものの、911ターボNo.1をオマージュしてのことなのである。