昨年に続いて2回目の出展となる三菱自動車の出展テーマは「モータースポーツへの挑戦の歴史」。壁面に1967〜2005年のWRC(世界ラリー選手権)と1983〜2009年のダカールラリーの戦績、そして先頃亡くなった篠塚建次郎氏への感謝と哀悼の意を込め、彼が残した輝かしい戦績も記したブースには、3台のコンペティションマシンを含む6台をズラリと並べた。

ラインナップは1982年に登場した初代パジェロ、2002年に増岡 浩氏がダカールラリーを初制覇したパジェロ、篠塚建次郎氏が駆り1992年のWRCアイボリーコーストラリーで優勝したギャランVR-4、トミ・マキネンのドライブで2001年のモンテカルロラリーで優勝したランサー・エボリューションVI、ブース内で販売される2005年ランサー・エボリューション ファイナルエディション(1000台限定車)、そして今年の東京オートサロンに出展され好評を博した、新型トライトンをカスタムしたトライトン・スノーシュレッダー。つまり6台すべてが4WD車である。

プレスカンファレンスでは、開発担当の澤瀬 薫氏が各車の技術的特徴を中心に紹介した。4WDといえばオフロード走行用という概念だった時代にオンロード性能も考慮した初代パジェロの開発を通じて、三菱は4WDは悪路走破性のみならず高速安定性や操縦性など「走る・曲がる・止まる」のすべてに関わる重要な技術と認識したのだという。そしてWRCとダカールラリーという世界最高峰のモータースポーツを通じて4WD、四輪制御の技術を鍛え上げ、市販車にフィードバックしていった歴史が個々のモデルの特徴とともに語られた。

なおブース内で販売された2005年ランサー・エボリューション ファイナルエディションは、走行約5000kmで1025万円のプライスタグが付けられていたが、12日正午前には売約済みとなっていた。売上の一部は能登半島地震被災者への義援金として寄付されるという。

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