AUTO ALFA ONE
京都府唯一のアルファロメオ正規ディーラー「アルファロメオ京都」としての看板も持つアルファロメオ専門店〝AUTO ALPHA ONE〟アルファロメオ専門と銘打つも、取り扱う車種は旧フィアットグループであったフィアット・アバルト・ランチア・アウトビアンキなどイタリア車全般の修理・販売を手掛けている。創業は1987年と古く、新車販売をメインとしながらも、古くからのお客様のクルマのメインテナンスを通じてヘリテージカーの取り扱いを拡大。今やショーケースには魅力あふれるヘリテージで詰まっている。




「1967年式 AlfaRomeo Giulia Sprint」貴重な右ハンドルの日本向け仕様。当時伊藤忠商事によって日本国内に輸入されたディーラー物で、ブラウンのシートに、シフト周りに垣間見えるアズーロのカーペットも純正のインテリアで、オリジナルの状態を愉しめる一台となっている。ヴィタミンオレンジが眩しい「1971年式 AlfaRomeo Montreal」は、なんと実走行3,000km程度のミントコンディション。イタリアから輸入されて以来納屋で大切に保管されていた個体で、こちらも装備されているパーツのほとんどがオリジナルを維持している価値ある一台だ。
AUTO ALPHA ONE URL: http://www.alpha-1.jp/alfa/
Auto Roman
群馬県に位置するヘリテージカーの聖地〝Auto Roman(オートロマン)〟国内でも随一のヘリテージカーコレクションを始めとして、トヨタ2000GTのレストレーションや、フェラーリ308 FIA Gr.4仕様製作を始めとするレストモッド製作、ヘリテージレーシングカーなど、あらゆるヘリテージ・レーシングを手掛ける夢のようなファクトリーだ。ない部品は図面を引く所から。その徹底したレストレーションは夢ある全てのヘリテージカーに行われている。


今回会場に持ち込まれたのは80年代を代表するドイツ製ヘリテージの3台。「1992年 Mercedes-Benz 190E 2.5-16 Evo.2」生産台数僅か500台、レースカテゴリー・グループAのために開発・量産されたスペシャルモデルだ。「1985年 ALPINA B9 3.5 Coupe」は世界一美しいクーペとも称されたE24型 初代BMW 6シリーズをベースにアルピナがより美しく、より速く仕立てた一台だ。隣に並ぶのは「1989年式 BMW M6 iDin」こちらも同じくE24系6シリーズの最高性能版M6をベースに日本のアイディング(IDING)によりチューニングが施されたコンプリート車両だ。
Auto Roman / エムズバンテック URL: http://autoroman.jp/
シルバースター
「もっと、クラシックメルセデスを多くの人に。」兵庫県神戸市に拠点を構え、1950~1980年代のクラシックメルセデスを専門として、修理・整備・販売を行う〝シルバースター〟。主として取り扱うクラシックメルセデスは、車齢にして30~70歳ほど。車齢を聞くだけで、故障やパーツ供給などの不安はつきない。しかし、そんな先入観・不安要素を払拭してくれる救世主がこのシルバースター。1970年以降のメルセデスは多くがATを採用し、パワーステアリング・クーラー・クルーズコントロールなどの快適装備を備えている事から、正しい修理・メインテナンスによって現代でも問題なく移動の足になり得るという。そのため、修理にはあえて完全な純正に拘らず、実用性を尊重し現代的なアップデートを施すこともしばしば。SSTと呼ぼれるクラシックメルセデス専用工具を多数取り揃えたファクトリー内には、メインテンススペースの他にボディショップ・塗装ブースを備え、あらゆる整備に対応可能となっている。シルバースターではより多くの人にクラシックメルセデスの魅力を感じてもらいたいという想いの下、購入前後で手厚いサポートを提供する体制が用意されている。




「1956年式 Mercedes-Benz 190SL (W121)」1954年に産まれたメルセデスベンツのSLのオリジンとなる300SLと同時に販売されたもうひとつのSLが、この190SLだ。 1963年までメルセデスベンツのスポーツカーの代名詞としておよそ2万5,000台以上のセールス記録を持つ歴史的な一台。シルバースターによって内外装のレストレーションに加えてパワーステアリングなど現代的updateが施されている。「1979年式 SEL6.9(W116)」1975年にデビューし、当時世界最高のラグジュアリーカーと唄われた車両のロングバージョン。6,900ccという歴代最大のエンジンに、世界初のABS(アンチ・ブレーキロック・システム)機構やエアコン・パワーステアリング・オートクルーズといった当時のありったけのテクノロジーをつぎ込まれた最高の一台だ。
シルバースター URL: https://www.old-mercedes.net/
COLLEZIONE
『あなたの人生はラテン車とともに』ヘリテージから現行車まで、ランチア、アルファロメオ、フェラーリ、ルノーといったイタリア・フランス車全般のスペシャリスト〝COLLEZIONE(コレツィオーネ)〟。世田谷に本店を構え、特筆すべきは在庫車の豊富さ。目黒通りに突如現れるヘリテージカーの楽園は、いつ覗いても魅力的なラテン車で溢れ、好き者には堪らない空間となっている。この豊富な在庫車のほとんどが、整備簿がしっかりと残り、歴代オーナーの愛情が注がれた素性のハッキリした個体たち。COLLEZIONEの軸として、「年代物の車輛だからこそ、どのような整備を受け、どのように走ってきたか」その個体独自のヒストリーを何よりも重視する選りすぐりのヘリテージカーが集められている。買い取り、下取りをメインとして良質な在庫車を常に揃えられるのは、多くの好車家との長年のお付き合いを重んじるコレツィオーネならでは。




今回展示されたのは「1995年式 LANCIA DELTA H.F INTEGRALE Evoluzione Ⅱ Dealers Collection」と、「1995年式 LANCIA DELTA H.F INTEGRALE COLLEZIONE」ワールドラリーチャンピオンシップにおいて、6連覇という前人未到の偉業を成し遂げた、2台のランチア・デルタ、それも前者はイタリア本国向け、後者は日本国内向けに生産された最終モデルである。 機関系は全て共通設計となっているが、国内向けは特徴的なストライプや、ホイールのカラー、シートステアリングやフロントグリルといった細かいディテールが違っている。こうした貴重な2台が一堂に会するのもコレツィオーネブースならでは。
Collezione URL: https://www.collezione.co.jp/
WINS AUTO
愛知県名古屋市に位置するクラシックポルシェ専門店〝 WINS AUTO〟。取り扱う車種は、空冷型エンジンを搭載しているポルシェ356型、901型から993型まで、通称空冷ポルシェを専門として修理・販売を行っている。 自動車業界での長いキャリアを持つ代表の岩田氏は「出来ていない状態で売らない」 という強いこだわりの持ち主。入庫してきた車両の抱えるネガにしっかりと向き合い、納得のいく状態に仕上げてから販売するのが基本方針なのだとか。そのこだわり具合はしっかりと展示車両にも表れており、会場には思わず唸ってしまうコンディションの3台が展示された。また、昨年には東京にも拠点がオープンし関東圏の顧客向けのサポート体制も拡充されている。




「1974年式 Porsche 911 Carrera」かの74カレラをベースにサーキット仕様として仕立てられたこの一台はなんとLemans Classicに出場し、実際走行したヒストリーを持つ貴重な個体。「1973年式 Porsche 911 2.4T」機関系のリフレッシュや、インテリアは全て外して、新品で組みなおすというほとんどフルレストアに近いメニューを受けた一台で、またと無いコンディションを保っている。過去のオーナーが大切にしてきた空冷ポルシェを一台ずつ、わが愛車の様に、手をかけ、時間をかけ、妥協する事無く今後も長く愛されるコンディションに仕上げ、未来のオーナーへ繋ぐことをテーマとしているWIND AUTO。憧れの空冷ポルシェが決まっていたら、門をたたいてみるのはどうだろう。
WINS AUTO URL: https://www.wins-auto.jp/
WANNA DRIVE
東京都目黒区・自由が丘を拠点に、輸入車・国産車問わず最新の現行車からヘリテージカーまで、「いつも傍に魅力的なクルマを」というテーマを軸に、良質なクルマを取り揃える〝WANNA DRIVE(ワナ ドライブ)〟メインテナンスはどんな車種でもOK、扱うクルマの門戸は広く開かれていて、常に数十台の豊富な在庫車が用意されている。その中にはエッジの効いた最新スポーツカーから50年代のヘリテージ、1点物のスペシャルモデルと、少々特別な仕様の「つい欲しくなってしまう」魅力的なクルマも多い。オリジナルのTシャツを中心としたアパレルも展開しており、公式ECサイトにてチェック可能だ。




今回展示されたのは2台の80年代を彩ったヘリテージ。「1972年 BMW 3.0CS」新車時日本向け車両として正規輸入された個体。内外装共にオリジナルを維持し、程度も良好で2,985cc直列6気筒エンジンと4速マニュアルの組み合わせを楽しめるグランドツーリングカーだ。「1989年式 Ferrari 365GT/4 BB」は当時世界最高速を誇った名車。こちらはボディ・エンジン・インテリアの至る所まで分解、1からレストレーションが施されフェラーリ・クラシケが取得できる状態まで仕上げられた珠玉の一台だ。
WANNA DRIVE URL: https://wannadrive.net/
photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe
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WANNA DRIVE
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