フランスのシトロエンを専門として、1950-1970年代に製造されたDSをメインに、ヘリテージシトロエンから現在の新車まで取り扱うアウトニーズ。国内・国外(オランダ)の両方に拠点を持ち、レストアを主として整備・販売を行っている。 驚くべきは、オランダにまで拠点を構えて行うレストア作業だ。お客様のご希望のレストアの具合に合わせてオランダ・日本の両拠点で柔軟に対応し、国内外から希望の仕様に近い個体を探し出すだけでなく、スーツのフルオーダーのように内外装の色や、中のマテリアルまで細かく希望の仕様に仕立て上げる事ができるという。

 今回、四台のDSを持ち込んでくれたアウトニーズ。その中でも特にオススメなのが、カーグラフィックの短期取材車両にも選ばれたというこの1968年式のDS21 Pallasだという。68年という年式は、DSにとってちょうど転換期にあたり、少し特殊な年式。DSには大きく分けてマイナーチェンジの前後で二つの顔があり、この年式は顔・ボディは新しいが、内装は旧型のままというチグハグな一面を持っている。

↑左がマイナーチェンジ前の内装で、右が今回のDSのマイナーチェンジ後内装。

シトロエンは先進的な技術をいかに取り入れるかで生き抜いてきたメーカーで、マイナーチェンジを行った70年代初頭に、内装に樹脂を全面的に取り入れる造りは当時としては非常に先進的だったという。70年代といえば、他メーカーはまだまだ金属やウッドを使っていた時代。今でいう、カーボンのような先進性で受け入れられていたという。しかし、今となってはクラシックな金属内装の方を好むお客さんが多く、この年式が非常に人気な理由になっているという。

シトロエンの唯一無二のスタイリングとこの特有の乗り心地の良さをいかに味わっていただけるかを心がけているという、アウトニーズの伊藤さん。操る楽しみはもちろん、自分を表すファッションとして、このスタイリングを楽しんでほしいとも語ってくれた。このDSを手にして、まさに未来を手にした感覚も味わってほしいという。

photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe

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アウトニーズ

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