The Room / FILO

自動車趣味人の究極の夢「ガレージハウス」の実現をサポートする〝The Room〟。宅地建物取引業者として30年以上の歴史をもつThe Roomでは、デザイナーズガレージのオーダー建設・販売を中心として、あらゆる不動産に関する設計・建築・マネージメント等を行っている。手掛ける建物は、時代に流されない普遍的な価値の創造と継続をコンセプトに、レジデンス系の「ARK HOUSE」シリーズ、商業系の「The Room」シリーズのブランドを展開している。今回は、自宅・投資用賃貸物件として拘りが溢れたガレージハウスを紹介。2021年夏竣工のThe Room井の頭公園の模型・映像の展示、都心のリゾートをイメージしたセカンドハウス&相続対策としての実例が発表された。実際のガレージハウスをイメージしたブースには、モックアップと合わせてAlfaRomeo Giulia GTA が展示された。

また同時出展となった〝FILO〟はイタリア製最高級生地ブランド「エルメネジルド・ゼニア」、「ロロ・ピアーナ」社製の服地を中心に、約2000種類以上の最高品質のオーダーメイドスーツを送り出すテーラー。ロロ・ピアーナと共に正規代理店であるエルメネジルド・ゼニアのオーダースーツの販売・ジャージ生地の販売、遊び心溢れるシアサッカー・クルマの柄の裏地が多数展示された。日本国内の一握りのテーラーにのみ販売が許された最高級服地と、熟練職人がもつ三ッ星縫製技術から生みだされるオーダースーツは、本物を知る人たちに長く愛されてきたハイクオリティの一着となっている。


 

東和不動産(TOWAホスピタリティ)

トヨタグループの不動産会社として1953年に設立された〝東和不動産[現:トヨタ不動産株式会社]〟「まちに夢と潤いを。お客様第一の視点で、よりよいまちづくりに貢献し、社会から高い信頼を得られる企業を目指す」を経営理念に、名古屋駅地区を中心に東京・大阪の3つのエリアでビル事業を展開している。ビル事業に強みを生かしてきた東和不動産が、今回プロモーションを行ったのが、現在富士スピードウェイ周辺に開発中の「富士モータースポーツフォレスト」。世界基準のサーキットである富士スピードウェイを中心として、トヨタ博物館監修の富士モータースポーツミュージアムでは、国内外の時代を象徴するレーシングカーの展示や、「モノづくり」の観点を中心にその開発に携わった人々の熱い想いや拘りを紹介するミュージアムがオープンする予定だ。また、隣接して「富士スピードウェイホテル」もオープン予定(2022年度秋より順次開業予定)で、壮大な富士山、そして富士スピードウェイを眺め、モータースポーツミュージアムと一体になったこのホテルでは、モータースポーツの歴史・文化と情熱・ロマンを感じる体験が可能となっている。

東和不動産(TOWAホスピタリティ)[現:トヨタ不動産株式会社]
URL: https://www.toyotafudosan.com/


 

レントゲン藝術研究所準備室

美術品各種展示会企画/運営、アートイベント企画/運営、美術作家マネージメント、コレクション形成/管理と、アートに関する全般を手掛ける〝レントゲン藝術研究所準備室〟美術・工芸の古くて新しい中心地、金沢においてジャンルを問わない幅広いセレクションの画廊、「金澤水銀窟(かなざわすいぎんくつ)」を一昨年の秋からスタート。新しい作家、顧客の発掘を北陸地方でも進めつつ、現在は2024年の都内にて店舗展開・海外事業の拡大を進行している。展示の主体となったのは、銅・鉄という硬質な素材を用いて柔らかな女性像を表現する「桐山征士」による作品と、「文字を持つ作品」をテーマに、19世紀~現代までの幅広いアーティストによって表現された「読める作品」というユニークな世界観を展開。自動車と芸術はお互いに補完するものがある、とはレントゲン藝術研究所準備室を主宰する池内氏談。「本来はとても近いはずの自動車と芸術。少なくとも日本では未だそういった関係で認知されていない。オートモビルカウンシルはヘリテージカーとアートのリレーションを表現できる、良き空間になるのではと感じています。」

レントゲン藝術研究所準備室
URL: https://www.facebook.com/roentgenkunstinstitut/


 

H-art Beat Gallery

東京都千代田区・神保町に拠点を構え、現代美術作品の展示、販売および展覧会・アートフェア等の企画、アーティスト・コレクションのマネージメントから、アートワークのプランニングを提案から納品まで、トータルで手掛ける〝x〟。建築・インテリアプロジェクトへの作品提案なども手掛けており、2022年7月から、ギャラリー作家・新規取り扱い作家の個展を月1回のペースでの開催を行っている。今回は、「田中哲也(陶+金属レリーフ)」、「坪田昌之(彫刻)」、「今井龍満(絵画)」三作家による展示。馬やワニ・小鳥など動物をモチーフに、エナメルの線と独特な色彩を組み合わせて描かれる「今井龍満」の作品や、使用しなくなったクルマのパーツや鍵などを作品の一部に取り入れることが可能な、セミオーダー作品となっている「田中哲也」の作品が展示された。

H-art Beat Gallery
URL: http://hartbeat.co.jp/index.htm


 

AIN SOPH DISPATCH

2006年に開廊し、絵画・写真・彫刻・版画といったアートの数々を取り扱うアートギャラリー〝AIN SOPH DISPATCH〟。クオリティの高い作家を発信するプライマリーギャラリーであり続けることを矜持としており、展覧会の企画を通してアーティストの発掘、育成を行いながらアートフェアへの参加、コミッションワーク、外部展示のディレクションなども行っている。今回は、「鈴木淳夫(彫る絵画)」、「尾野訓大(写真)」2名の作家を展示。長時間露光により、時間と光の蓄積を1枚に集積した幻想的な「尾野訓大」作品の他、会場では、鈴木淳夫氏による彫る絵画の実演も行われた。木製パネルにアクリル絵の具を何重にも塗り重ね、彫刻刀で彫り出すことにより絵画表現がなされていくのだとか。

AIN SOPH DISPATCH
URL: http://ainsophdispatch.com/


 

art gallery Komori

愛知県名古屋市にあるギャラリー〝art gallery Komori (アートギャラリー小森)〟開廊より多くの作家を取り扱い、様々な趣向を凝らした企画展を開催し続けている。主として近代日本の絵画・陶工芸を主体に販売しており、美術品の買取、美術品時価評価証明書の作製なども行っている。今回のブースには、木枝・材木を用いて木彫作品を創り上げる「松隈健太朗」による作品と、ヘリテージカー愛好家でもある画家「潤 inoue.」による自動車や建築物をモチーフとした作品が展示された。

art gallery Komori (アートギャラリー小森)
URL: https://artgallerykomori.com/


 

photograph: Ryousuke Doi
edit & interview: Chihiro Watanabe